開幕間近!スーパーアグリの行方は?

早いもので今日から3月。F1開幕もあと3週間を切ったところで、久々にF1ネタの記事を書いてみようかと。

3/12にスーパーアグリの新車SA07の発表が行われると前回記事では書いたんですが、新車自体は2/22からのバーレーンテストでシェイクダウンされる予定だという報道、および琢磨・チーム関係者からのコメントが出てました。それでバーレーンテストは非常に楽しみにしていたんですが、開発の遅れやクラッシュテストでまだ不合格な部分があったようで、バーレーンにはコンプリートパッケージは最終日になっても現れず、SA07のシェイクダウンは3/7のシルバーストン(トーチュウより)、もしくは開幕の地メルボルンで3/16にぶっつけでシェイクダウンされるのではないかといわれてますね。

一時はクラッシュテスト合格と報じられてたのに今になって再びテスト…想像するに設計を一度見直したのではないかと思っているのだが…なにせ知的所有権問題でスパイカーやウイリアムズからやり玉に挙げられてる始末だし、ここは本家とはハッキリと異なるクルマを出して文句を言わせないようにする魂胆があるんじゃないかと…まぁ単にまだ受かってなかっただけかもしれないが

しかし、バーレーンに持ってきているInterim Carがこれまでのウインターテストと全く同じものかと言えば、それは違う。外観を見てみると、まず絞り込まれていなかったサイドポンツーン下部が絞り込まれており、ポンツーン側部の所謂チキンウイングの形状も変化している。また、コックピット上部のエアインテークの形状も楕円的な形からお寺の鐘みたいな形状に変わっている。コックピット前方にSA06で見られた小さなウイングもくっついてた。あとは今日ネットの写真サイトに出てた新型フロントウイングか用意されたな〜

http://www.xpb.cc/viewpicture.asp?id=165950

設計は07年ルノー型のダブルデッカータイプだけど、おそらく下のウイングプレートとかはSA06のモノを流用してるかな。あとノーズも少し幅広になったような。

こんなモノを用意してくるっていうことは、トロロッソみたいにコピーを用意するのではなく、ちゃんとマークプレストン率いるリフィールドのスタッフと栃木研究所のパワーが合わさった、独自設計のマシンが出てくると思った。

そんなマシンでこれまでウインターテストを行ってきたが、タイム的にはトップの平均2秒弱落ち。まぁ某レッドブルみたいに空タンアタックはやってないと思われるのでタイムはそこまで心配していない。それより毎回1日100周くらい走っているのが好印象。1台でこれだけ走ってトラブルがほとんど出ていない(昨日は出たみたい)から、メカニカルな部分やエンジンの信頼性は抜群だと思われる。これはとっても重要なことだ。いくら速くてもチェッカーを受けなくちゃ意味がないし、ましてワークスの牙城を崩して念願のポイントを獲得するには、走り抜かなきゃいけない。今宮さんがBランクにスーパーアグリを挙げてくれたのも納得。

こんな感じであとはSA07を待つだけなのだが、今月号のレーシングオンに興味深いことが載ってた。鈴木亜久里のインタビュー記事だが、気になるスポンサー関連について。どうやら噂されてたタイトルスポンサーについては厳しくなったようだ。12月に発表できる予定だったらしいが、お流れ的な雰囲気の模様。カラーリングも白赤みたいだし。

あと呆れたガルデ問題。スーパーアグリ的には弁護士と協議して裁判沙汰に持ち込むみたいだ。まぁハッキリ言ってタダのペイドライバーだしガッポリ違約金を分捕ってもらいたいもんだ。まぁドライバーが悪いと言うよりはバトンゲートの時と同じで周りがそう差し向けただけみたいだが…とにかくもともと才能を疑問視してた人だし、スーパーアグリにはいらないでしょ

さぁ2007F1開幕戦オーストラリアGPまであと15日!!